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溶接実習
溶接は金属を高熱で溶かして接合する加工法です。
機械科では、ガス溶接、被覆アーク溶接、半自動炭酸ガスアーク溶接などを学習します。
写真のように、先生が実際に溶接を実演し説明を行った後、各自が与えられた課題に取り組みます。
1・2年生では溶接の基本を学習し、3年生では課題研究で自分たちで考えた作品を製作します。
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ガス溶接
ガス溶接は、可燃性ガス(アセチレン)に支燃性ガス(酸素)を混合して高温の炎をつくり、この炎で金属を溶かして接合する溶接法です。
写真は、2枚の板を突き合わせて溶接する「突き合わせ溶接」で、最も基本的な溶接方法です。右の炎を出す道具がトーチで、左の細い棒が溶接棒です。溶接棒はもとの金属の消耗を補うために使用します。
ガス溶接作業には「技能講習修了証」が必要で、機械科は指定講習機関になっており、機械科生は、実施する講習を受け試験に合格することで取得することができます。
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アーク溶接
アーク溶接は電気溶接の一種で、アーク放電により発生する熱を利用し金属を溶かします。まばゆい光が発生するため、目や皮膚を保護するために、溶接面を使用します。手にはぶ厚い皮の手袋をはめています。
溶接機は、2人で1台を使用し、お互いに協力しながら溶接の練習を行います。
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課題研究−ストラックアウトの製作−
課題研究は、生徒自らが企画設計し、ものを製作する中で、各自が課題の解決を通して技術を磨き、知識を深める総合的な学習で、先生の許可を得れば溶接機材も自由に利用することができます。
上の写真は、ストラックアウトの枠組みを半自動炭酸ガスアーク溶接機を用いて製作しているところで、下の写真が完成したものです。
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