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機械加工「旋盤」
普通旋盤(汎用旋盤)は機械加工の基本となる工作機械です。
工作物を主軸に取り付け、工作物をモータで回転させながら、バイトと呼ばれる刃物を工作物に押しあて切削します。
精度を出すためには、機械の仕組みをよく知ることと、機械のくせなどを見極める熟練された感覚が必要です。 また、刃物に対する知識や技能も大切です。
機械科ではひとり一台の旋盤を使用し、各自が課題作品を製作します。
手でハンドルを操作し、高速で回転する物体に刃物を当て切削することで、刃物に対する物体の硬さや削れ具合などを体感することができます。また、刃物の切れ味の善し悪しも感覚でとらえられるようになります。
精度よく仕上げるためには、ハンドルに付いている目盛りを上手く利用することや測定の技術も大切になります。測定の用具として、ノギスやマイクロメータを用い、これについても学習します。
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技能検定:機械加工(普通旋盤作業)
旋盤の技能が身についていることを証明するもののひとつとして、国家検定である「技能検定」があります。
機械科では、技能検定の機械加工(普通旋盤作業)3級の取得を奨励しています。合格者は県知事から認定書を交付され、「技能士」の称号が得られます。また、さらに2級や1級を目指す者もいます。
検定は年2回、夏と冬に実施されます。(申し込みは4月初旬と10月初旬)
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高校生ものづくりコンテスト:旋盤部門
毎年6月には全国工業高等学校長協会が主催する、高校生ものづくりコンテストが開催されています。
写真は、ものづくりコンテスト和歌山県大会 旋盤部門のようすです。 |